明治に誕生した富岡製糸場、日本独自の自動操糸機により絹産業の繁栄に大きく貢献しました。
その繁栄に関わった富岡製糸場の他、田島弥平旧宅(たじまやへいきゅうたく)、高山社跡(たかやましゃあと)、荒船風穴(あらふねふうけつ)は、「富岡製糸場と絹産業遺産群」として、2014年にユネスコの世界遺産に登録されました。
今回は、この富岡製糸場とあしかがフラワーパークの冬のイルミネーションを見学するバスツアーに参加してきました。
あしかがフラワーパークのイルミネーションはこちらの記事をご覧くださいね。
見学のガイドも充実
富岡製糸場へのアクセスは、今回バスでしたが、電車の場合は上州電鉄「上州富岡駅」から徒歩約10分です。
ただ、電車の本数は少ないようなので、やはり車が便利かもしれないですね。
駐車場からバスを降りて、商店街を抜けると富岡製糸場入口があります。
入口で見学料を支払って、入場します。
見学料は、大人1,000円、団体(20人以上)料金だと大人900円です。
また施設内の各所の案内として、音声ガイド機の貸出しや解説員によるガイドツアーも有料ですが、あります。
さらに、音声ガイドには自分のスマホで無料で聞けるものもありました。これは他言語対応もしていましたよ。
私たちは、団体だったので解説員の方が案内して説明してくれました。
建物によっては、保存修理工事をして現在は見学できない箇所もありました。
明治時代からある立派な建物
入口の正面にあるのが「東置繭所(ひがしおきまゆじょ)」、明治5年に建設され、乾燥させた繭を貯蔵していたそうです。
建物は、骨組みが木材で、壁にはレンガが使われているそうです。
明治に建設されたとは思えないほど、綺麗な状態でした。
「女工館(じょこうかん)」は、日本人に糸取の技術を教えるために雇われたフランス人教師の住居です。
2階ベランダの天井に板が格子状に組まれている様子が見えますが、これは当時の日本建築にはない特徴だそうですよ。
次に見学したのは、「操糸所(そうしじょ)」。繭から生糸を取る作業が行われていた場所です。
この建物は、中が見学できるようになっています。
設置されている機械は、昭和41年以降の自動操糸機だそうです。
今でもすぐに動き出しそうなしっかりした立派な機械でした。
他にも診療所や指導者として雇われたフランス人が住んでいた建物など、説明を受けながら見学ができました。
100年以上も前に建てられた建物ばかりですが、保存工事もされているからかどこも、とてもしっかりと残されていました。
シルクも販売
東置繭所の中では、シルクの展示や商品の販売もされていました。
また、繭や蚕も置かれていましたよ。
蚕は生きてましたよー。(ちょっと怖かった・・・)
また時間によっては、作業の実演も見れるようでした。
歴史ある建物、世界遺産になるのが分かりますね。
峠の釜めし「おぎのや」のお弁当
峠の釜めしで有名な「おぎのや」のお弁当がツアーの昼食として付いていました。
おぎのやの店舗に寄る時間があり、おみやげも買うことができました。
釜めし、おいしそーですねー。陶器に入っていて本格的です!
お店の駐車場には、大きな釜も飾ってありました!
車であれば、富岡製糸場からもそれほど遠くないので、両方を堪能するのはいかがですか?
詳細情報
名称:富岡製糸場
住所:群馬県富岡市富岡1-1
ホームページ:http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk-mill/
名称:おぎのや ドライブイン横川店
住所:群馬県安中市松井田町横川297-1