京の奥座敷
貴船神社(きふねじんじゃ)は、京都市内の喧騒(けんそう)から離れ、ほっと一息つきたいときに行きます。
夏には清涼を求めて川床(かわどこ)や、秋には紅葉狩りも素敵です。
近年ではパワースポットとしても脚光を浴びています。
今回は、雪降る貴船神社を見たくなり、天気予報を見極めていってきました。
貴船神社へのアクセス
京阪電鉄の出町柳駅(でまちやなぎえき)から、ほぼ直結している叡山電車(えいざんでんてつ)に乗り換えて、貴船口駅(きぶねぐちえき)を目指すのがベストな選択です。
JR京都駅からは、東福寺駅(とうふくじえき)で京阪電鉄に乗り換えましょう。
京阪電鉄では駅の改札出口に、有名スポットへアクセス看板がありますので、参考にしてください。
改札を出ると、叡山電車の看板が現れます。
連絡通路には両替機がありますので、便利です。
5分程度歩くと、叡山電車の出町柳駅につきます。
券売機で貴船口駅まで、大人420円を購入し、鞍馬(くらま)方面行きに乗車しました。
さあ出発です!
叡山電車は、鎌倉を走る江ノ電(えのでん)のように趣があって好きです。
出発しましょう。
発車して、20分もすると雪の予報が的中しました。
この銀世界で、海外からの観光客は歓声を上げていましたよ!
いよいよ貴船口駅に到着です。テンションが上ってきました。
振り返ると、貴船口駅の飾り気のない質素な駅舎が素敵です。
降り口の道路向かいはバス停になっています。
1時間に2~5本と少ないので、事前に京都バスのホームページでの確認をおすすめします。
真冬以外なら、徒歩30分で神社に到着しますのでご安心を。かなりの坂道ですが。。。
当日は雪のため、バスのりばの看板(下写真)が真っ白で見えませんでした!(写真は別の日に撮ったものです)
バスが険しい雪道をゆっくりと登っていくと、バス停留所です。
帰りのバス時刻表を再度確認しておきましょう。
ここから、雪道をキュッキュッ踏み固めて10分登っていきました。
朱色の灯籠と石段
歩いて体がホカホカになると、朱色の鳥居が見えてきました。
横には、「総本社 貴船神社」と石に刻まれています。「一礼」をして鳥居をくぐります。
続いて、心の中でガッツポーズ!
紅葉の時期も好きですが、朱色の灯籠と雪とのコントラストが素晴らしいです!
これが見たかったのです。
雪の石段(いしだん)を登って本殿を目指します。
奥には、手水舎(ちょうずや)が見えます。
石段を登って、振り返ると、こんなに急勾配(きゅうこうばい)です。
手水舎は、もうすぐです。
凍りつくような透き通った水で、手を清めました。
左側をふと見上げると、枝ぶりが立派な木がありました。桂(かつら)の御神木(ごしんぼく)です。
左側は社務所(しゃむしょ)、右側が本殿になります。
いよいよ、「本殿参拝」です
まずは、社務所を覗いてみましょう。
水に浮かべると文字が浮き出る、「水占(みずうら)みくじ」がありました。
ここ、貴船神社は水を司る神様が祀られています。
水は万物の源であることから、古来より絶大な信仰を集めてきたそうです。
横を見ると、崖から水がしたたってきています。
水たまりに、水占みくじを浮かべると・・・
吉!です。
「旅行 ⇒ 行かぬが吉」となっています。
あまり旅行は行きませんが、神社仏閣詣は、行きますよー!
雪が吹雪いてきました。いっそう神秘的な、雰囲気でした。
いよいよ、本殿にお参りします。
二礼二拍手一礼をして賽銭(さいせん)をいれると、賽銭箱の正面に「双葉葵(ふたばあおい)の御紋(ごもん)」がありました。
「この印籠(いんろう)が目に入らぬか!」で、おなじみは「三つ葉葵の御紋」ですね。
京都で「双葉葵の御紋」は、世界遺産である上賀茂神社と下鴨神社が有名です。何か、関係があるのかもしれませんね?
雪降る貴船神社は、いかがでしたか。次回は、新緑の季節や川床を紹介したいと思います。
詳細情報
名称:貴船神社
住所:〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180
電話:075-741-2016
公式ホームページ:http://kifunejinja.jp/
名称:叡山電車
電話:075-781-5121
公式ホームページ:https://eizandensha.co.jp/
名称:京都バス株式会社
電話:075-871-7521
公式ホームページ:http://www.kyotobus.jp/route/timetable/kana07/kibuneguchiekimae.html