日本が世界に誇る酒、日本酒。2017年年明け早々の本日は、その日本酒を求めて東京最大規模の街に来ています。
そう、銀座です
今でこそ海外ではメジャーになった日本酒も、国内においての消費量は減少傾向にあります。
しかし、様々な理由で消費量だけでなく酒蔵も減少しているのは残念だけど、それでも美味く良品質のお酒の種類は逆に増えているのも事実です。そして日本酒はワインと並び、世界でも稀に見る多様性があり、食事中に飲むのに適したアルコール度数の醸造酒です。しかも和食がユネスコに無形文化遺産登録されたことにも起因して、海外へ視点を変えると日本酒への追い風が吹いていることもお分かりのとおりです。
さて、今日は日本酒を楽しく呑める日本酒バーを紹介します!
銀座で日本酒!
銀座の裏ストリートにあたる、昭和通り沿いに”そのお店”はあります。
銀座の表玄関、JR有楽町駅を下車。
松屋デパートに併設しているLouis Vuittonを横目に、メインストリートを超えて更に直進します。決して横道にそれてはダメですよ。余計な買い物をして、飲み代がなくなってしまいますのでw
歩くこと約10分ほどで昭和通り沿いに到着します。向かって左手を見ると、少し先の通りにこの辺り唯一の歩道橋があるのがわかります。
ちょっと歩いてここを渡りましょう。お店はもうすぐです。
酒呑みの身体がだんだん疼きだしますね!
お店の玄関は歩道橋を渡ったすぐ先の角にあります。
この写真はオープン前の写真なので、まだシャッターがおりてます。
さて、いよいよお店へ!
お店の中に入ると、笑顔でマスターの土屋氏がお出迎えしてくれます。
10人も入ればいっぱいの小さなお店ですが、素敵な酒呑みの隠れ家と言ったところでしょうか。そんなお店には、毎晩酒好きの常連さん達が集まってお酒と会話を楽しんでいます!初めての方でもきっと仲良しになれます。
こちらのお店は2013年5月にオープンし、日本全国47都道府県のお酒を必ず一種類用意しているスタンディング・バーのお店です。お店のコンセプトは、「お酒で日本を旅しましょ」素敵です!
日本酒の品揃えが中心ですが、例えば、沖縄の泡盛や焼酎、日本産のワインなども用意されています。そうそう、ビールもハートランド生がありますので、一杯目はビールからという方にも喜んでいただけるところですね。
ちなみに、食事は出来ませんが、簡単なおつまみ類は用意されてます。これも、各地域の珍味などもありますので、お好きなお酒に合わせてちびりちびりと楽しむのも良いかなと。
そして、お店の中を見渡せば、片側の壁には絵があるし、もう片側にはおつまみのメニューが。酒呑みにはホッとする場所なんです。
地図の右側には酒の肴が何種類かありますね!珍しい珍味もあり、眺めてるだけでも楽しい。気になったら頼んでみましょう!
そして上を見ると、おーーー(*⁰▿⁰*)たまらん!
カウンターにはところ狭しとお酒のビンが!
ムム、あそこにはお酒が、、、ニヒヒ (*´﹃`*)
店内の様子はこんな感じです。マスターとお客との間の距離がとても近いね。いいことです!
いざ!日本酒
今日は、年明け初のクニザケ屋訪問なので、マスターの土屋氏に挨拶もそこそこにオススメをお願いしてみました。
初めての方は、マスターに好みや体調の状態を伝えて貰えれば、最適なお酒を勧めてくれますので、遠慮なさらずに聞いてみてください。
さて、私は普段から好みを知って貰っているので、マスターオススメをお願いしてみました。年明けオススメは何かな?
キター!
ん?ヤモリ?? ではなく、『屋守(おくのかみ)』ですね。
薄濁りで金色に輝く純米生酒、え?東京都東村山市のお酒。失礼ながら身近な場所のお酒で少し驚き。。
それでは口に含んで見る
「うまーーーーーーい!」
口に運ぶ途中でふわっとした香りが。そして実際にふくんでみると、思ったよりもフレッシュな風味で、ほのかな甘みとキレのある苦味が口に残るこのお酒は暴飲暴食で過ごした年末年始の私の身体を優しくいたわってくれます。
ここのお店の酒類の平均価格は一杯750円前後と、とてもリーズナブルです。また、有名なお酒というよりも日本全国の知られざる、また今の季節やその土地でしか飲めないものなど、マスターの土屋氏が厳選したその時期旬のお酒が用意されているのも楽しみの一つです。
まだまだ、日本には素晴らしいお酒が沢山あることがわかると思います。そして海外から来られた方にも、きっと満足の一杯が見つかることでしょう!
さて、屋守(おくのかみ)をグビグビ飲み干し、次の杯へ!
マスターへ次のオススメをお願いします。
それと、おつまみも一緒にお願いします。今日は最近ハマっている、『千葉県産 ピーナツ』です。これば粒が小さいながらも、旨味が凝縮されたとても美味しい地物です。
一粒食べてみると、ピーナツ独特の甘みが口に広がります。これが最高に日本酒に合うのです。
と、そうこうしていると次のお酒が用意されました。今度は『山廃 众』(やまはい ぎん)です。
先ほどのお酒とはタイプが違い、無色な透明感が否が応でも日本酒本来の旨さを期待させます。
おっ、和歌山のお酒だ。東京から和歌山へ、気持ちはちょっとした旅行気分。
口に含んでみる
「くぅ~~、うまい!」
マスター私の好みわかってらっしゃる。
なんと滋味深い味なんだろう。山廃純米原酒ということもあり、香り立ちはそれほどではないのですが、濃厚な味わいの中に力強さを感じる日本酒の原点を感じさせられるお酒です。手間をかけて作られた蔵の技術力の高さを感じることのできる素晴らしいお酒ですね。ワインで言うところのボルドータイプにあたるのかな。
これに合わせて先程のピーナツを頬張る。。。「うまいぞ。これ。」
日本酒とピーナツがこんなに合うなんて!相性抜群!
日本酒と肴は切っても切れない関係です。当然刺し身などはもちろんベストの組み合わせなんでしょうが、このピーナッツと日本酒との組み合わは新しい発見です。是非一度、日本酒に合わせてピーナツを召し上がって欲しいですね。
もちろん、ここクニザケ屋に用意されているおつまみは他にも色々あるので、自分の好みに合わせてオーダーし、自分なりの組み合わせを見つけるのも面白いと思います。
食中酒としての日本酒を考えるなら、何の料理や肴と合わせて飲むか。これを考えるのも楽しみの一つですね。
さて、そろそろ帰りますか。ご馳走様でした!マスターお会計!
美味しいお酒を堪能したので、この日はとても良い気分で家路につけました。
酒呑み鉄則
酒は飲んでも飲まれるな!
他のお客様にご迷惑にならないよう配慮するべし!
1-2人で行ってささっと飲んだらお酒の余韻を残しながら帰る!(2人以上の場合には必ずお店に連絡をしましょう)
タバコは厳禁!
写真とるなら一言店主にお断りを!
これらを守って美味しくお酒を楽しみましょう!
次回は、日本酒を求めて!(横浜編)です。
最後にマスターの土屋氏から、日本を旅するすべての人へコメントをいただきました!
★マスター土屋氏からの一言★
日本は亜寒帯から亜熱帯まで、様々な気候に恵まれた国です。それぞれの地域の気候と食文化が産み出す地酒は、日本酒、焼酎、ワインと実に多彩。日本を旅される際は、ぜひ各地の地酒も味わってみて下さい!
今回ご紹介した日本酒
『屋守(やもり)』仕込み三号 純米おりがらみ生酒
豊島屋酒蔵株式会社
東京都東村山市久米川町3-14-10
TEL 042-391-0601 / FAX 042-391-1983
http://www.toshimayasyuzou.co.jp
『众(ぎん)』山廃純米原酒
合資会社柴田酒造場
愛知県岡崎市保久町字神水39
TEL 0564-84-2007 / FAX 0564-84-2785
おつまみ
千葉県産 ピーナツ
お店情報
名称:クニザケ屋(KUNIZAKE-YA)
住所:東京都中央区銀座1-20-11 伊藤ビル1F
電話: 03-3563-8300
営業時間:17:30-23:00
定休日:日祝第4月曜日
*店主買い付けなどで臨時休業日及び営業時間に変更がある場合がございます。来店前にFacebookでご確認ください。
その他:完全禁煙。小さいお店ですので、大勢で訪れるのは控えましょう。2人以上で行くときには必ずご連絡を!
携帯電話:ソフトバンク、au、ドコモ
Wi-Fi:無し
アクセス:
<電車>
東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅A1、A2出口から徒歩4分
東京メトロ有楽町線新富町駅1、2番出口から徒歩5分
東京メトロ日比谷線、都営地下鉄浅草線東銀座駅3番出口から徒歩6分
都営地下鉄浅草線宝町駅A1出口から徒歩6分
JR山手線、京浜東北線有楽町駅から徒歩10分
<バス>
都営バス都03、04、05、業10系統銀座4丁目バス停から徒歩8分
公式サイト: http://kunizakeya.jp
Facebook: https://www.facebook.com/kunizakeya/