日本が世界に誇る酒、日本酒。
前回は銀座で日本酒が飲めるお店を紹介しましたが、今回は横浜は野毛町にあるhanasakuというお店を紹介します。
飲み人(別名のんべい)にとっては知る人ぞ知る野毛町の飲み屋街、古くは江戸時代末期に東海道と横浜港を結ぶ横浜道がひらかれ、野毛山の中腹に切り通しで道が作られたことで、同地区は交通の要所となったとのことです。
その野毛には様々な美味しいお酒や食べ物をいただけるお店が沢山ありますが、今回は女性お一人でも、そして海外の方でも気軽に立ち寄れる素敵なお店を紹介します。
野毛で日本酒!
野毛のメインストリートから少し脇にそれた位置にあたる、花咲町に”そのお店”はあります。
JR桜木町駅を下車。南改札口を出ます。(地下鉄でも行けますが今回は割愛します)
改札を出て右側、野毛ちかみち方面へ向かいます。
階段を降り、右手方向にまっすぐ向かいます。
すぐに、今度は上にあがる階段とエスカレータ(南1番出口:野毛山公園方面)があるので、上にあがります。
地上にあがるとすぐにコンビニエンスストアがあるので、そこを右手に見ながらまっすぐに進みます。
小道の横断歩道を渡り、右手にある路地へ入るとすぐにそのお店が見つかります。
いよいよ今回ご紹介する”hanasaku”に到着です。
赤い看板がお店の入り口にありますので、すぐにわかります。
小じんまりしてますが、とてもいい感じのお店ですね。では入ってみましょう。
それでは店内へ!
お店の中に入ると、店長の飯島氏がお出迎えしてくれます。毎度スタッフは2-3名の方が対応してくれます。
お店の規模的には、テーブル席10名とカウンター席8名が用意されており、内装もスッキリ野毛にしてはお洒落な酒呑みのお店です。そのせいもあって、最近では女性お一人のお客様もよく見かけます。先日はみなとみらいのパシフィコ横浜で開催されたイベント後に海外からのお客様も来られてました。ここのお店のスタッフは店長をはじめ皆お若いのですが、とても愛想もよく、初めての方でも気兼ねなくお邪魔できますよ。
私のような呑ん兵でも気軽に相手をしてくれますので、頻繁に訪れています。
こちらのお店はオープンしてまだ数年ですが、日本各地の様々な日本酒が季節に合わせて提供されているだけでなく、タイミングが合えば有名酒蔵のレアなお酒も飲むことができるため、私のように頻繁に通う方も多くおられます。
飲み物は日本酒メインですが、ビールなども用意されていますので、一杯目はビールでという選択もできますよ。
また、ここのお店では、お酒に合わせていくつかのおつまみも用意されてます。席に用意されているメニューからオーダーをしてお酒と一緒に楽しむことができます。最初に日替わりのお通しが供されるので、それだけでもお酒は楽しめます。
赤い看板と同じメニューです。
いざ!日本酒
それでは早速お酒を頼みましょう。テーブルには通常メニューの他に、今日のオススメメニューが用意されています。日本酒の他に、おつまみのオススメも用意されてますので、是非その日のお酒と一緒に頼んでみてください。またリーズナブルなお値段お手頃オススメ日本酒の飲み比べセットも用意されていますので、何を飲むか迷った時にはそれを頼むのも面白いでしょう。
こちらのお店では、まずはじめにお通しが来ます。
この日は、「レンコンのきんぴら」「紫イモのポテトサラダ」「なめこおろし」の3種です。だいたい毎日お通しメニューが変わりますので、お通しの楽しみもこのお店ならではです。お酒がすすみますよ!
さて、この日に頼んだ日本酒ですがオススメから「菊姫 山廃純米」です。石川県は北陸の雄、加賀菊姫本舗が提供する日本酒をいただきました。
大好きな日本酒の一つ菊姫の山廃仕込みとは嬉しさが顔に出ます。素晴らしいです。
蔵のホームページからの抜粋ですが、ここの蔵では現在杜氏がもつ優れた技術や勘を徹底的に分析・データ化し、企業ノウハウとして蓄積を進めています。ノウハウとは造りかたの詳細な「設計図」や判断を企業の側が持つということであって、単純に機械化・コンピュータ化を押し進めるということではないとのことです。
それ、よくわかります。
菊姫では大手酒造メーカーなどのように工業製品としての酒造りを目指しているのではなく、最高の材料と人間の感性を生かした酒造りを続けていきたいと考えているとの事。なぜならば、酒が嗜好品であるからこそ、人間の五感を最大限に生かした酒造りをしていきたいのです。
その思いは、お酒の味に現れてますね!
では、いただきます!
お酒の色は、よく見るとほんのり黄金色ですね。
ぐびっ、、、。くぅーーーーーー。旨い!うますぎる!!
個性的な味わいながら、酸味の効いたしっかりした味わいの日本酒です。口に含んだ瞬間濃厚なんですが旨味を帯びた味が頭のてっぺんを突き抜けます!
すごいですねこれは。酒好きとしてはお酒だけでも楽しめますが、どんな食事に合わせても負けることが無いほどしっかりとしているので、食中酒として色々楽しめてしまいます。
さっぱり系のお通しが、お酒の味を生かすので酒好きの私も満足な心持ちになりますね。
そうこうしているうちにあっという間に飲み干してしまいました。さぁ、次!
次はどうしようかな?店長の飯島氏にオススめを聞いてみた。彼も若いけど私の好みをよく知る一人なので安心して頼めます。
出てきました。オススめから、限定酒 純米吟醸「鳳凰美田 碧判」無濾過生原酒。栃木にある小林酒蔵提供のお酒です。小さな酒蔵ですが、美味な銘柄を輩出しています。最近では、需要の高まりから入手困難なお酒にもなりつつありますね。
まずは香りを。ん?とてもマスカット系のフルーティな香りがします。ラベルを見ると構えてしまいますが、少し驚きです。そしてお味は。。。
うぉーーーー。旨い!香りとともに上品でなめらかな味です。これも抜群に美味しいです。
冬しか飲めないお酒なので普段はなかなかお目にかかれませんが、毎年この時期の楽しみは日本酒の”驚き”です。同じものでも毎年驚きと感動です。
鳳凰美田をちびりちびり飲んでいたら、いつのまにかお通しも無くなってしまいました。何か頼むことにしましょう。
今日は、やはりオススメから筑前煮をお願いしてみました。
出汁が効いているので、とても美味しい筑前煮です。これはどんなお酒にも合いますね。
うん。日本酒に合います。。
今日も美味しいお酒を飲みました。さてそろそろお勘定しますか!また来ます。
このお店は16:30からオープンしています。仕事を早く終えた日も、お休みの時にもふらっと来てみてはいかがでしょうか。
次回は、日本酒を求めて!(六本木編)です。
最後にhanasakuの若き店主からメッセージをいただきました。
店主からの一言
日本酒の堅苦しいイメージを払拭し
若者や女性の方、日本酒にまだ
馴染みがない方全ての人に日本酒の好みなどを
お客様と共に考えご提案させていただき
新しい発見、感動をお届け出来たら
幸いでございます。
今回ご紹介した日本酒
「菊姫 山廃純米」(450円)
菊姫合資会社
石川県白山市鶴来新町夕8番地
TEL 076-272-1234(代表)
FAX 076-273-1222
http://www.kikuhime.co.jp/index.html
「鳳凰美田 碧判 」(480円)
小林酒造株式会社
栃木県小山市卒島743
TEL 0285-37-0005
おつまみ
お通し(300円)
筑前煮(580円)
お店情報
名称:日本酒とおばんざい hanasaku
住所:神奈川県横浜市中区花咲町2-60
電話:045-325-9215
営業時間:16:30-24:00(23:00 L.O)
定休日:無休(年末年始を除く)
クレジットカード対応:あり
携帯電話:ソフトバンク、au、ドコモ
Wi-Fi:無し
アクセス:
JR桜木町駅から徒歩2分
市営地下鉄桜木町駅から徒歩2分
京浜急行日の出町駅から徒歩5分
公式サイト: