日本人なら一度は訪れたことがある、奈良の東大寺。
今回は大仏様を久々に拝みたくなり、訪問してきました。
スタートは、近鉄奈良駅から
近鉄奈良駅の改札を出ると、東大寺方面の出口は大きく書かれているので迷うことはありません。
また、駅構内には観光案内所もありますので安心です。
駅から地上に出ると、すぐにお坊さんの銅像が見えてきます。
お坊さんが見ている方向を、国道沿いに歩いていきましょう。
東大寺へ至る道中も、楽しみがたくさん!
国道沿いの広い歩道を歩いていくと、もうそこは奈良公園内です。いたるところに地図があります。
阿修羅像で有名な興福寺もすぐ近くです。
興福寺は世界遺産にも登録されており、国宝も数多くあります。時間があれば、立ち寄ってみるもの良いですね。
また、奈良公園には鹿がおり、このようにのんびりと座っている姿も見られます。
少し歩くと、奈良国立博物館が右手に見えてきます。
常設展や特別公開時期など、国宝級が沢山展示されています。
公園内では、鹿はおとなしく歩いていますが、こんな注意書きが!!!
4つの必殺技があるようなので、ご注意ください!
看板の右上には、多言語のトラベルガイドもあります。
歩いていくと大きな交差点が見え、前方は春日大社の参道入口です。
春日大社も世界遺産に登録されている歴史ある神社です。
交差点を左折すると、東大寺の入り口です。奥には大きな南大門が見えます。
国宝、南大門はもう間近
多くの観光客で賑わっています。
間近で見る南大門は、ものすごい迫力です。
門をくぐると左右には、国宝の金剛力士像がこちらを睨んでいます。
金剛力士像の役目は、寺社に入ってくる敵の侵入を防ぐことだそうです。
こちらは、口を開けた「阿像(あぞう)」です。
こちらは、口を閉じた「吽像(うんぞう)」。
皆さんお気づきですね。「阿吽(あうん)の呼吸」ということわざは、金剛力士像から生まれたようですよ。
さて、南大門を通り過ぎると前方には、中門が見えてきます。
中門を左側に進むと、大仏殿入口に到着です。
こちらでチケットを購入して、大仏殿を目指します。大仏殿のチケットは大人(中学生以上)500円、小学生300円です。
すると、英語・中国語・韓国語に対応したガイドさんもいましたよ。
いよいよ大仏殿に到着
巨大な大仏殿は、世界最大級の木造建築だそうです。
国民文化祭の後片付けが行われていたため、左右に足場が見えます。
前回来た時は気づかなかったのですが、青銅製の灯籠が見えてきました。
なんと国宝に指定されていて、「金堂八角燈籠(こんどうはっかくとうろう)」と言うそうです。
きれいな装飾が施されています。
歩いていくと、線香の良い香りが漂っています。大仏様が見られるのはもうすぐです。
荘厳な大仏様に圧倒
何度見ても、荘厳さに息を呑んでしまいます。
奈良時代に、こんなにも大きな大仏様を造った建設技術にも驚きです。高さは約14.7mもあるそうです。
大仏殿内は、時計回りに見学していきます。すると、隣には金色の大仏様が現れます。
「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」と呼ばれるそうです。
左後方には、四天王の一人である「広目天立像(こうもくてんりゅうぞう)」が大仏様を守っています。
こちらは木彫りの抑揚も荒々しく、まさに守護神にふさわしい出で立ちです。
大仏様を後方から眺めると、しっかりと固定されています。
大地震にも耐えられるように、最新の技術が施されているのでしょうか。
大仏様の右後方には、「多聞天立像(たもんてんりゅうぞう)」が守護神として守っています。
見れば見るほど、多彩な装飾の木彫りは奥が深く、何時間眺めていても飽きません。
次いで、大仏様の右手に見えるのが「如意輪観坐像(にょいりんかんざぞう)」です。
左右に鎮座する、金色の坐像には、どのような意味があるのでしょうか。
今回は2回目の、東大寺訪問でした。
建築も仏像も、見どころが満載でした。仏像には、さまざまな装飾が施されています。
その一つ一つに、含意があることでしょう。
さらに数百年もの前に、このような建築、仏像を造ることができた技術にも感服しました。
みなさんも、ぜひ繰り返し、奈良を訪れてみてください。きっと新たな発見があると思います。
最後に「鹿せんべい」
奈良公園内では、鹿せんべいがいたるところで販売されていますが、なぜか鹿は、販売所の鹿せんべいには見向きもしません。
しかし、不思議なことに人間が鹿せんべいを持つと、群れをなしてやってきます。
奈良公園を訪れたら、鹿せんべいやりもぜひ、体験してみてください。
詳細情報
名称:東大寺
住所:〒630-8587 奈良市雑司町406-1
電話:0742−22−5511
公式ホームページ(東大寺): http://www.todaiji.or.jp/index.html